『企業家研究フォーラム』第13回年次大会

大阪大学中之島センター

2015年7月18日(土)

13:00~受付開始 (3F)
13:30~16:50自由論題報告
17:00~18:10総会 (3階 304)
18:20~19:40懇親会 (9F 交流サロン)

2015年7月19日(日)

9:10~受付開始 (3F)
9:40~11:50自由論題報告
13:15~16:45共通論題「地域名門企業の経営革新:セーレン(株)を中心として」

プログラム

2015年7月18日(土)

自由論題報告

第1会場3階 304
司会:上智大学 山田 幸三

13:30~14:15「社内ベンチャーの自律性の働きとエグジット過程」
大阪市立大学(院) 植田 祐紀
14:20~15:05「起業過程における「強い紐帯」の役割」
長崎大学 林 徹
15:10~15:55「地域水産業におけるBG企業の発生とエフェクチュエーション」
東京経済大学 山本 聡
 司会:大阪大学 宮本 又郎
16:05~16:50「地域社会における企業家の育成とガバナンス」
甲南大学 加護野 忠男

第2会場3階 302
司会:静岡文化芸術大学 曽根 秀一

13:30~14:15「後継者の配置と自律性-長寿ファミリー企業の事業承継事例-」
日本経済大学 落合 康裕
14:20~15:05「中小企業の非親族承継における個人保証の効用の研究」
嘉悦大学(院) 津島 晃一
15:10~15:55「企業家たちの次世代塾-大阪倶楽部100余年」
大阪大学(院) 坂根 直樹

第3会場3階 303
司会:東京大学 粕谷 誠

13:30~14:15「大原孫三郎と原澄治にみる経営者の社会的責任-明治末期・大正期-」
早稲田大学 原 武治
14:20~15:05「池田成彬の経営観と三井「改革」の実相」
学習院大学 堀 峰生
15:10~15:55「戦間期福井の絹織物企業-勝山機業兄弟合資会社の経験」
東京大学(院) 宝利 ひとみ

会員総会3階 304
17:00~18:10

報告事項①一般会務報告
②「企業家研究フォーラム賞」事業報告
③編集委員会報告
④学会制度委員会報告
⑤「講座・企業家学」委員会報告 ⑥その他
審議事項①2014年度決算(案)
②2015年度予算(案)
③会則の変更
④役員の改選
⑤その他

懇親会9階 交流サロン
18:20~19:40

2015年7月19日(日)

自由論題報告

第1会場3階 304
司会:甲南大学 加護野 忠男

9:40~10:10「松下幸之助と稲盛和夫に学ぶ」
パナソニック株式会社  徳永 幸彦
10:15~10:45「商業教育のなかの倫理教育-神戸高等商業学校の事例を中心に-」
高崎経済大学 井上 真由美
11:05~11:50「阪和興業と創業者・北 二郎」
大阪大学 宮本 又郎

第2会場3階 302
司会:神戸大学 原 拓志

9:40~10:10「『孫子』の実践-タビオ創業者、越智直正の場合-」
タビオ株式会社 平野 満義
10:15~11:00「神戸港における港湾インフラ整備の展開と利用実態-戦間期を中心に-」
立教大学 三鍋 太朗
11:05~11:50「地場産業を維持する仕組み~神戸洋菓子産業の事例より」
大手前大学 森元 伸枝

11:50~13:15 昼休み

共通論題10F 佐治敬三メモリアルホール

13:15~16:45

地域名門企業の経営革新:セーレン㈱を中心として

名門企業の変革は難しい。名門が、名門であるゆえんは、事業目的とそれを実現する手段が明確に設定され、それがある種の「型」となっている点にある。

さらに多くの場合、長い歴史のなかで、固有の企業文化が形成されて いる。

ところが、一旦、目的=手段関係が固定されると、人々の認識は制約され、他の目的=手段関係では情報となり得ることが、耳に入らない可能性がある。

また、ある企業文化にもとづく価値観が絶対的になったとき、結果を度外視して、行為そのものが絶対的価値を持つことがあり得る。

その結果、組織内部の人々にとっては常識であり、合理的と見なされることが、外部から見れば奇妙であり、非合理的であるという現象が生じる。

しかし内部の人々は、ある一定の目的や価値観にもとづいて誠実に行動しているため、その枠内においては目的を達成でき、行動様式を自ら変える必要を感じない。かくして名門企業は、過去の成功体験にもとづいて形成された「型」と文化を固守するに至り、変革を忌避するようになる。

そしてその傾向は、仕切られた競争空間で成長してきた地域名門企業に、より顕著に現れるだろう。

  このシンポジウムでは、絹織物の精練業に端を発し、125年にわたり福井県に拠点を置き続けてきた総合繊維メーカーであるセーレン株式会社を中心的な事例として、地域名門企業の経営革新と企業家との関係について考える。

同社の企業変革の歴史を通して、企業が外部環境の変化に応じて、自らを変革し続けるために必要となる諸要素を探っていきたい。

■ 問題提起『内なるアウトサイダー』をもとめて

大阪大学 沢井 実

■ 基調報告 「セーレンの現在」

セーレン(株)代表取締役会長 川田 達男

■ 報告

「名門企業の形成と「発展」-福井県精練加工からセーレンへ-」
神戸大学 橋野 知子

「経営改革が導いた技術革新-新技術ビスコテックスの事業化過程-」
南山大学 中島 裕喜

「生産システムの戦略適応-「整流生産管理」の導入過程-」
香川大学   青木 宏之

■ コメント 「経営学の立場から」

福井県立大学   山路 直人

■ パネル・ディスカッション

司会:大阪大学名誉教授    宮本 又郎

  • アフターセッション用に、別途会場をご用意いたしております。ご利用ください。
  • 7月18日の懇親会は、9階の交流サロンで開催いたします。
  • 7月19日共通論題報告の会場は、10階佐治敬三メモリアルホールです。

発表者の順番・会場・スケジュール等は変更する可能性もありますので、予めご了承ください。 

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